在宅緩和医療についてHome palliative care
ご自宅でのお看取りに
おいて大切なこと

住み慣れた場所で、ご家族の皆さんと最期の時を迎えたいと希望される患者さんは多くいらっしゃいます。
訪問診療や介護などのサポート環境を整えたとしても、患者さんとともに毎日を過ごすのはご家族の皆さんです。
患者さん本人だけでなく、ご家族の皆さんにも、ご自宅でのお看取りについてご理解いただく必要があります。
どのような旅立ちにしたいか、ご家族皆さんで思いを共有していただくことが大切です。在宅でのお看取りをお考えの方は、当院までご相談ください。
当院では院長・副院長ともに日本緩和医療学会の認定医・指導医資格を有しており、
患者さんやご家族の皆様が安心して在宅で緩和ケアをお受け頂けるよう努力しております。
在宅緩和ケア
開始までの流れ

まずはお電話にて
お問い合わせください
患者さんやご家族だけでなく、医療機関からのお問い合わせにも随時対応します。主治医や相談員の方、ケアマネージャーさん、そして医療ソーシャルワーカーさん、それぞれの立場からのご相談をお話しください。
すぐにお応えできない場合は、改めてご連絡いたします。

紹介状のご用意を
お願いします
円滑に在宅緩和ケアをスタートさせるためには、患者さんの状態を詳細に把握する必要がありますので、主治医の方にご記入いただいた紹介状(診療情報提供書)の提出をお願いしています。紹介状にもとづいて、当院の医師が治療計画を作成します。

医師がご自宅に
訪問します
当院で作成した治療計画についてご説明します。ご家族やケアマネージャーさんのご意向も確認しながら、今後のケアの内容について決めていきましょう。診療内容や訪問スケジュールにご同意いただけましたら、在宅緩和ケアがスタートします。

定期的な訪問
決定したスケジュールに従って定期的に訪問し、患者さんの体調を管理します。
24時間365日対応しているので、夜間や休日の急な体調不良、症状の変化があった時など、患者さんの病状に合わせて臨時往診も行います。
当院での在宅医療
・緩和ケア研修について
2023年6月より日本在宅医療連合学会の在宅医療認定専門医育成のための研修プログラムをもつ在宅研修機関に認定されました。
プログラムの名称:「杉並南部在宅医療・緩和ケア研修プログラム」
当院では院長・副院長の在宅医療の専門医・指導医資格を有しており、在宅医としての知識と技術を習得し、温かい心を持って診療できる在宅診療医の育成を目標としております。
- 研修プログラムとは(日本在宅医療連合学会ホームページより引用)
- 日本在宅医療連合学会(旧日本在宅医学会)では、2009年から在宅医療認定専門医育成のための研修プログラムを開始いたしました。
この研修プログラムは、在宅医療認定専門医を目指す医師が、一年(あるいはそれ以上)の期間、当学会が認定した全国各地にある在宅医療研修プログラムをもつ在宅研修機関で研修を行い、在宅医療認定専門医を取得する制度です。
この制度は、基本的に家庭医や内科などの各専門科の後期研修を終えた医師を対象にしたフェローシップ制度として設計されていますが、一方で各科専門医として長いキャリアをもつ医師が在宅医に転身する場合や開業前研修、初期研修終了後の長期の在宅医療研修のプログラムなど、本格的な在宅医療研修を希望する研修者の多様なニーズ応えられる多彩なプログラムも認めております。
研修希望者は、学会ホームページから各研修プログラムの概要と研修施設の概要をご覧いただき研修条件、見学希望などそれぞれ個別のプログラムにメール等にてご相談ください。多くの方が、当学会の研修プログラム制度を利用し、在宅医療の質の向上をはかり、在宅医療認定専門医の資格を取得されることを期待しております。